AIは「占い師」になれるのか?NotebookLMで作った“自分専用・人生攻略本”の可能性

前回はNotebookLMを使った会計データ分析をご紹介しましたが、今回は少し方向を変えて、より“個人的で実験的”なテーマに挑戦してみました。
それは――
AIで「自分の取扱説明書」を作ることはできるのか?
「AIが占い?」と思われるかもしれません。
もちろんAIは未来を予知する魔法の道具ではありません。
しかし、性格診断・日記・行動ログなど 点在する自分の情報を統合分析させたら、AIは人間では気づけない“共通点”や“思考のクセ”を発見してくれるのでは?
そんな仮説のもと、GoogleのNotebookLMを使って
“自分だけの来年の攻略本” を作ってみました。
実験:AIに読み込ませたデータ
今回の実験では、あえて異なるジャンルのデータをAIという「ミキサー」にかけるように投入しました。
- 性格診断(MBTIなど)
- 星座や運勢のサイクルに関するテキスト
- ジャーナリング(行動ログ+感情ログ)
ここでのポイントは、ただの行動ログではなく、
行動・感情・気づきを“ジャーナリング”として記録していた点 です。
■ ジャーナリングとは?
ジャーナリングは、
頭の中の思考・感情・事実を外に出して言語化する習慣 のこと。
心理学でも注目されており、仕事にもプライベートにも効く“万能ツール”と言われています。
- 思考の整理
- 感情の理解
- ストレス軽減
- 行動の傾向の可視化
- 自己認知力の向上
といったメリットがあり、短い文章を数行書くだけでも十分効果があります。
私自身、日々の小さなメモを続けていたところ、
「気分の波」「集中できる時間帯」「行動パターン」などが見えてきました。
これを今回は “自己データ”としてAIに統合分析させる ことに挑戦しました。
NotebookLMに与えた問い
すべてのデータをNotebookLMにアップロードし、こう尋ねました。
「これらを統合して、私の性格と流れに合った“来年の戦略レポート”を作ってください。」
出てきた結果は、驚くほど論理的で、単なる「占い」とはまったく違う“戦略ドキュメント”でした。
AIが導き出した“意外なつながり”
AIの分析から特に面白かったのは以下の3点です。
1. 抽象的な「運」を、行動可能な「戦略」へ変換
占いに記されていた「模倣が得意」という性質と、
私の仕事ログを組み合わせた上で、AIはこう提案してきました。
「ゼロから発明する必要はありません。既存の成功モデルをAIで再設計することが、あなたの勝ちパターンです。」
「今年は運が良い」というふわっとした話ではなく、
性格 × 行動ログ × 運勢 を組み合わせた“実践的な戦術”へと変換された点に驚かされました。
2. 今年のキーワードは「濃縮(Concentration)」
NotebookLMが提示した私の一年のテーマは「濃縮」。
長年の経験や知識をAIで“純度高く再構築”し、
自分は手を動かす作業者から、全体を設計するアーキテクトへシフトせよ
という提言が示されました。
日記に見られた「抱え込みがち」という癖と性格診断の傾向が、AIによって結びついたのかもしれません。
3. 習慣まで“パーソナライズされたKPI”に変換される
健康管理についても、典型的な「運動しましょう」ではなく、
- 「毎日のスクワットを、心を整える“儀式”として位置づける」
という提案が提示されました。
ただの習慣ではなく、
その行動が“自分の性格にどうフィットするか”の理由までセットで説明される ため、納得感が段違いでした。
まとめ:ジャーナリング × AI=“未来の自分の取扱説明書”
今回の実験を通じて感じたのは、
ジャーナリング(行動・感情の言語化)こそがAI分析の最強の材料になる
ということ。
ジャーナリングそのものに価値がありますが、AIが介入することで、
- 過去の自分を整理し
- 現在の自分のパターンを見抜き
- 来年の自分の戦略を立てる
という“人生の時系列の設計”が可能になります。
AIが“占い”と“現実”の間を翻訳してくれるような、不思議な感覚でした。
あなたも試してみませんか?
NotebookLMや他のAIツールに、
- 性格診断の結果
- ジャーナリング(日記・行動ログ・感情メモ)
- 好きな本の引用
- 仕事のログ
などを読み込ませてみてください。
AIはあなた専用のコンサルタントになってくれます。
もしかすると、
新しい才能や、次に進むべき道 が見えてくるかもしれません。
作成者:いろはTEC 山下英之|中小企業のDX推進・AI活用を支援。補助金・助成金を活用したコストを抑えた導入提案を得意とする。

